温活美人先生

温活ビューティカウンセリング 第15回「体温と睡眠と心の関係」

date 2016.12.14

「うつ病の人は体温が高い」という研究結果があるのはご存知ですか?
これだけ聞くと、「冷えは万病のもと」「体の冷えは心の冷え」じゃなかったの?と鋭い読者の方は思うでしょう。

私も初めてこの話を聞いたときは、「???」でした。体がゆるんで温かくなれば、心もゆるむ。逆に心がゆるめば体も温かくなる。このサイトでも語られている自律神経の働きを知っていれば、当然のことですよね。心理的ストレスは交感神経を優位にして、末梢の血管を収縮させるんですから。

なのに、なぜ「うつ病の人は体温が高い」のでしょう? これにはある理由がありました。

私たちの体内リズムは、実は24時間ではなく、25時間であることを知っていますか? 放っておくと、人の体は25時間のサイクルなんです。しかし、1日は24時間なので、どうしているかというと、朝日を浴びて体内時計のリセットをかけています。

しかし、この光のリセットボタンには、実は有効期限があって「1日の中の最低体温時から数時間以内」でないと効かないことがわかっています。1日のうちで体温が最も低いのは夜明け前。そこから数時間のうちに起きて光を浴びないと、体のリズムは25時間のまま。

そんな生活を続けて行くと、どんどん夜型になり、余計起きるのも遅くなり、悪循環です。

しかも、朝日は、人の活動にとても重要な「セロトニン」というやる気を促し体温を高めるホルモンを出させます。そのセロトニンは、夕方になると「メラトニン」というホルモンに変わるのですが、メラトニンは体温を下げ、睡眠を誘う副交感神経下でよく働くホルモンなのです。

ところで、あなたはどんな時に眠くなりますか?
例えば、食後や入浴後や運動後などですよね? 体温がグイッと上がり、その後手足から放熱することで「体温が下がる」と眠くなるのです。

とくに、深部体温といって表面ではなく、内臓(腸)の体温が下がらないと快適な入眠は果たせません。眠い時手足が熱くなるのは、深部の体温を冷やすためなのです。

うつ病の人は体温が高いので温活いらず、なわけではなく、むしろ体温を下げる力が無いのです。そのままだと睡眠障害を起こしやすいので、セロトニンを増やす必要があります。

実は、このセロトニンの生成にも腸内細菌が深く関わっていると言われます。そして、うつ病患者は顕著にセロトニン量が少ないこともわかっています。

前回ご紹介した腸内細菌が喜ぶ食事を実践しつつ、早寝早起きをすれば体温にメリハリがついて、心の病が入り込むすきをあたえません。

最上の美容液である睡眠を確保し、心の健康を保つ上では、朝の基礎体温だけでなく、日中や寝る前にも腋下で(本来の深部体温は直腸で計りますが、家庭では難しいので腋下を目安にして良いでしょう)体温を計ってみてください。日中と夜とで体温を比べ、夜には日中より体温が0.5℃~1℃ほど下がっているのかを注目してみましょう。

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